アラフィフ チャレンジ トレンドを追いかける50代のファッションブログ 

50代になり、 今後の着こなしの方向性を見出そうと、「18年秋冬トレンドキーワード20」制覇を目指す私であります。ファッションから見えてくる様々な事柄も織り交ぜて綴っていきたいと思っています。

トレンドキーワード6「エコファー」 カジュアルコーデとファーフリーの話続編

皆さま おはようございます。

 

50代になり、

今後の着こなしの方向性を見出そうと、

無謀にも、Elle Japon Onlineの「18年秋冬トレンドキーワード20」

制覇を目指す私であります。

 

ほんの暇つぶしにでもご覧いただければ嬉しいです。

 

 

詳しくはこちら

何を買えばいい?にお答え! 2018秋冬トレンドお買い物帳

 

いきさつは こちら。

 

www.fashionchallenge-50s.com

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再び「エコファー」に挑戦。

 

 

  

昨日のコーデはこれ。 

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ブルゾン   Journal Standard

シャツ              ユニクロ

ニット    FRAMeWORK

デニム              Red Card

靴                     GEOX RESPIRA

 

 

 

前回は同じエコファーをレディライクなコーデで使いましたが、

今回はカジュアルにしてみました。

 

前回のコーデはこれ。 

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黒とグレーでトーナルにまとめ、ブラウスの白を効かせて

暗くなりすぎないようにしました。

 

ワンポイントにパールのネックレスを。

(よく見えませんが…)

 

デニムに合わせて靴もカジュアルなレースアップブーツに。

 

後から考えてみれば、チェーンバッグにしても良かったですね。

すこしドレッシーになって。

 

次に生かそう。

 

 

さて、この後はファーフリーの話の続きを少し。

 

ファーフリーの動きと白熱する論争

 

 

前回、「グッチ」、「マイケル・コース」、「トミー ヒルフィガー」、

カルバン・クライン」、「ギャップ」、「ユニクロ」、「H&M」、

アルマーニ・グループ」

などなだたるブランドがファーフリー宣言をし、リアルファーの使用を

廃止していることを書きましたが、それに続き、「シャネル」も12月に

毛皮、エキゾチックレザーの使用を今後廃止することを発表しました。

 

ファーフリーの動きはさらに加速している模様です。

 

この動きを知って、興味を持ち、さらに色々と調べてみました。

 

今、フェイクファーのことをエコファーと呼んでいるわけですが、

そもそもなぜ「エコ」なのかということから。

 

 

1.動物愛護の観点からのエコ

 

皆さまご存知の通り、フェイクファーはポリエステルやアクリルから

できているので、動物の命を奪うことがない。

 

2.地球環境に配慮するという意味でのエコ

 

オランダの研究機関CEによると、飼育からなめしまでの工程を考えた時、

リアルファーはフェイクファーの28倍の二酸化炭素を排出する。

その点でエコファーは地球にやさしいといえる。

 

  

いいことづくめの様ですが、毛皮団体には毛皮団体の言い分があります。

 

 

1.毛皮製品の環境に対する負荷は非常に少ない。

 

植物成分でなめした動物の毛皮であれば土に還るが、それ以外の方法で

なめした毛皮は土に還らない。石油から合成したエコファーはもちろん

土に返すことは難しい。

エコファーは環境負荷が多大である。

リアルファーはサステイナブルでエコである。

 

2.毛皮のためだけに動物を飼育することはもうしていない。

 

欧州の毛皮農場で育てられた動物は、肉は畜産業に売られ、

油はバイオ燃料となり、骨は有機肥料となる。

動物は余すところなく使われている。

 

毛皮産業の動物に対する基準は実はとても高い。

欧州の毛皮メーカーは、毛皮農場が動物をどう扱っているかを監視する

プログラムを作成中で、2020年までに欧州と北米の全毛皮メーカーが

同プログラムの認証を受ける予定だ。

 

3.動物愛護を主張するのであれば、論争は毛皮に限らず、羽毛、羊毛、シルク、エキゾチックレザー、レザーにも及ぶはず。

 

すべての人が菜食主義者ではないし、多くの人は肉を食べ、

シルクを使うことに対してはなんら疑問を感じていない。

 

 

 

両者なるほどと思われる内容。それでは、レザーはどうなのでしょうか? 

調べてみました。

 

牛や豚など、革製品として広く流通している動物に関して、革をとるために

殺すことは禁止されており、その多くは食肉加工過程の副産物が

利用されているそうです。(一部病死や寿命でなくなった動物)

 

畜産副産物という側面からみると、動物を余すことなく利用するという

観点では、皮革としての利用はエコだということができます。

 

革は副産物なので、肉を食べなくると、革も生産されなくなります。

実際、10年前にアメリカでBSEが問題になった際には、

牛肉の消費量が激減し、革の価格が高騰したそうです。

 

 

ちなみに、菜食主義者のステラ・マッカートニーはリアルファー

だけでなく、レザーも使ってないそうです。

首尾一貫していますね。さすがです。

 

 

現段階で私が思っていること

 

 

私は菜食主義では無いので、エキゾチックレザーは別として、

レザーに関しては、悩む必要はなさそうです。

(しかし、シルクのことは考えたことなかったです。

いまのところは良く分からないというしか…)

 

エコファーに関しては、ポリエステルやアクリルはリサイクルが

できるので、きちんとリサイクルするシステムが出来れば、

本当のエコ、サステイナブルであるといえるのではないかと思います。

 

リアルファーに関しても、色々な取り組みがされていることを初めて

知り、「残酷」というイメージが少し薄らぎました。

 

 

現段階では、リアルファー、エコファーどちらがいいのか結論はだせませんが、

特に「リアル」にこだわる理由もないので、しばらくは「エコ」でいくかな…

と何となく思っています。

 

 

どちらにしろ、ファッションといえども社会を構成する一部なので、

消費者として、その背景を考え、正しい知識を得て、

購入する際も、自分の考えを反映させることを

念頭に置くことも重要なのだなと思いました。

 

 

ファーフリーの論争はさらに白熱しているようで、つい最近もNYで、

リアルファーに関してより理解してもらう為のランチョンミーティングが

開催され、毛皮団体やデザイナー、百貨店の代表者などが出席しました。

 

 

 引き続き動向を見守っていきたいと思います。

 

 

※下記の記事を参照しました。 より詳しく知りたい方はどうぞ。

フェイクファーとリアルファー、どちらが正解? 話題のトピックスを再考│WWD JAPAN

反撃に出た英国毛皮産業 毛皮はサステイナブルだと主張│WWD JAPAN

革はエコか、残酷か | Nadaya Inc.

 

 

今日は以上です。

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

 

 

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