ま おはようございます。
50代になり、
今後の着こなしの方向性を見出そうと、
無謀にも、Elle Japon Onlineの「18年秋冬トレンドキーワード20」
制覇を目指す私であります。
ほんの暇つぶしにでもご覧いただければ嬉しいです。
詳しくはこちら
いきさつは こちら。
今回は再びJournal Standardのミドル丈コートで「テーラリング」に挑戦。
といっても、何も考えない休日のリラックスコーデです。
昨日のコーデ。
コート Journal Standard relume
ニット Ron Herman
デニム ユニクロ
ブーツ YOSUKE
このコートには、インは暗めの色を合わせることが多いのですが、今回はあえて白を合わせてコントラストを出してみました。トップスがオーバーサイズジャケットとボリュームニットなので、ボトムスはスリムに。
ブーツはブラウンのフラットな編み上げタイプで超リラックスモード。
心はもう春夏へ飛んでいる2月の休日。
さて、シーズンも終盤、セールも一段落、トレンドキーワードもあらかた制覇し、秋冬への情熱が薄れつつある今日この頃。
何か新しいことを取り入れたい。
そこで、時間のある時にたまにですが、日々のコーデだけでなく、読んだ本や新聞記事、50代の今思っていることとなどをファッションに関連付けて、でもそれに限らず綴って行きたいと思います。
お時間のある方はお付き合いいただければ幸いです。題して「アラフィフ メモランダム」(テキトー)。
アラフィフ メモランダム
今日は、遅ればせながらこの前読んだ稲垣えみ子さんの「寂しい生活」(東洋経済新報社)というエッセイをについて。その中で印象深かった部分をひとつ。
内容
新聞記者の著者が、東日本大震災をきっかけに「個人的脱原発計画」に挑戦し、あらゆる家電を手放していく。その過程で、生活の無駄なものがすべてそぎ落されていき、(山ほどあった洋服はフランス人並みに!)それまで見えなかった別の世界との出会いを経験する。そして、溢れんばかりのものに囲まれ、便利さの飽くなき追求と消費で疲弊した現代社会、資本主義社会への疑問を投げかけていく。
特に印象的だった「電通戦略十訓」
「欲望をひねり出す時代」という章で、著者が脚本家の倉本聡氏から聞いた「電通戦略十訓」というものが紹介されています。これは1970年代に作られた標語だそうです。
以下抜粋
もっと使わせろ
捨てさせろ
無駄遣いさせろ
季節を忘れさせろ
贈り物をさせろ
組み合わせで買わせろ
きっかけを投じろ
流行遅れにさせろ
気安く買わせろ
混乱を作り出せ
(「寂しい生活」(東洋経済新報社)より)
ドキッとしました。
ものを売り続ける為には、「人々に『まだまだ足りない』と際限なく思わせ続けなければならない。つまりは欲をどこまでも拡大させる。それこそが経済を活性化させる重要な鍵なのだという事実を、これほどまでにわかりやすく表現したものがあるでしょうか。」と著者は言います。
売ってなんぼ、儲けてなんぼの資本主義社会では、この十訓のような精神がいたるところに横たわっているのではないかと思います。
小売業で働いた経験のある私は、人々が「最後の一枚」、「限定」という言葉にいかに弱いか見てきました。
ネットの世界でも、クリックしてもらう為のタイトルのつけ方として「不安を煽る」というものがあります。
消費者として、背景にあるこのような仕組みをよく理解し、「ああ、煽ってるな、買わせようとしているな」と冷静な頭で受け止め、踊らされることなく、自分に本当に必要なものを購入するようにしたいと思いました。
ファッションなんて「流行遅れにさせろ」の最たるもので、踊らされているっちゃあ、踊らされているのですが、ファッションは私にとって趣味であり、楽しみなので、人が趣味にお金を使うごとく少々使っても良いかなと思っているところです。この十訓を念頭に置きつつ。
これからの人生考えていくうえで、示唆に富んだ一冊でした。
今日は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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